勤怠管理や社会保険手続きなどを行う人事労務管理システム

勤怠管理システムや給与計算ソフトとの違い

企業の規模が大きくなればなるほど大変になるのが、従業員の人材管理です。特に勤怠や給与、保険などの管理は人事が一手に引き受けることが多い業務ですが、月末や月初などは特に忙しいなど繁閑の差が大きくなる傾向になります。人事が行う人材管理を機械化する仕組みは勤怠管理システムや給与計算ソフトなどが既に出回っていますが、人材労務管理システムはさらに機能を拡大した労務全般を担うシステムとして人気になっています。人材労務管理システムと人材マネジメントやタレントマネジメントシステムを結合させることで、企業の人材データベースとして応用させる事も可能です。

日々の勤怠状況を打刻システムを利用して給与計算に反映させるのは勤怠管理システムだけで機能は十分ですが、人材労務管理システムは、これに加えて社会保険、雇用保険、健康保険、福利厚生などの加入管理や入退社に伴う手続き、勤務シフトの作成など労務に関する一連の作業を自動化させ効率化させてくれるシステムです。保険の申請や加入手続きは役所に書類を提出しなければならず、手作業になりがちですが、人材労務管理システムを導入することで必要なタイミングで自動で書類が作成されるため、申請に関わる工数を削減できるほか、申請漏れなど人的ミスも軽減できるようになります。

人材労務管理システムを導入するメリット

人材労務管理システムを導入する最大のメリットは、人事部門の工数削減です。事業の拡大などによって従業員の人数が急激に増加しても人事部門の仕事を滞らせることなく、労務関係の仕事を効率的にさばけるのが魅力です。ルーチンワークである労務管理の業務を自動化する事により、人事の本来の仕事である人事制度の見直しや働き方改革への取り組みなど、本来しなければならない業務に集中することができます。

また、人事側だけでなく利用する側へのメリットもあります。勤務状況を確認したいときにシステムにいつでも好きなときにアクセスして、シフトや残業状況の確認、有給休暇の残日数の確認などを誰の手を煩わせることなく行うことが可能です。有給休暇の申請を行う機能もついている場合があるため、面倒な書類作成などをしなくても電子回議でスムーズな承認を求める事もできます。給与明細を電子化させることで紙媒体での配布を廃止しコスト削減を実現することも可能です。

年末調整など全従業員が書類作成を行う必要がある時期には人事は提出状況を把握するだけで精一杯になります。人事労務管理システムを通じて管理すると提出状況だけでなく、差し戻しなどの細かいステータスも一元管理できるため、一目で状況把握できるメリットもあります。